★真の「最後まであきらめるな!」
受験シーズンである2月も終盤になり、高3生・中3生の合格報告が届いています。その中でも今年一番印象に残ったのは、先日青山学院大学に見事合格した生徒のことです。興奮を隠しきれない彼の合格報告の第一声は「こんなことってあるんですね!信じられません!」というものでした。
私自身、模試の結果推移(ずっとE判定。入試前最後の模試の判定もE判定)から正直厳しい受験だろうなと思っていただけに、本人の気持ちがよくわかりました。
受験当日の様子を聞いてみると、「あきらめモードで、散歩に行く気分で会場に行きました。」とのこと。いい意味で緊張から吹っ切れたのが良かったかもしれません。本人は謙遜していましたが、3年間授業で間近で見ていた私からすると、高3秋・冬の受験勉強の努力はすごいものがありました。おおげさかもしれませんが、「命削ってないか!?」と、こちらから勉強量を減らす指示を出そうかと心配した程です。今回、彼にとって青山学院の合格を手に入れたことはものすごく嬉しいと思いますが、それ以上に大きな一生モノの財産を得てくれたと思います。それは、他人からの借り物ではない、根拠ある自信を持った「最後まであきらめるな!」という人生訓です(本人にもそのまま伝えました)。本当によくがんばってくれました。
そして、努力をした上での苦労を味わった人は、きっと周りの人にも優しくできるはずです。今後の活躍に期待しています。