読書のすすめ 第33号

★『Good Luck』

 今回紹介するのは、『Good Luck』(アレックス・ロビラ フェルナンド・トリアス・デ・ベス)です。ざっと言ってしまいますと、幸福をつかむための心構えや実践について、物語風にして訴えかけている本です。「幸福をつかむため」と言うと壮大な内容に聞こえてしまうかもしれませんが、日常生活での心構えで実践できそうなことがたくさんあります。ポイントとなる言葉をいくつか取り上げてみます。

 「誰もが幸運を手にしたがるが、自ら追い求めるのはほんのひとにぎり。」

 「幸運が訪れないからには、訪れないだけの理由がある。」

 「幸運をつかむためには、自ら下ごしらえをする必要がある。」

 「下ごしらえを先延ばしにしてしまえば、幸運は絶対に訪れてはくれない。」

 「自分の知っていることがすべてとは限らない。」

 「できることをすべてやったら、焦らず、あきらめぬこと。」

 「幸運を作るというのは、チャンスに備えて下ごしらえをしておくこと。」

 

 要は、受け身の姿勢で待っていても幸運はやってこないということでしょう。幸運は、まず幸運を欲し(そもそものスタート)、そのためにやるべきことをきちんとこなした人のところへ結果としてやってくるものなのでしょう。

受験生のみんな、自分の欲する結果を得たいならそれにふさわしいことを実践しよう!もうひと踏ん張りだよ!