★目に見えない成果もある
1学期期末試験明け初回の『中1英語Basic』のクラスにて。なんとなく雰囲気がどんよりとしていたので、「試験に失敗してしまったのかな。」と思い、引き締めモード(少し怒りモード)で授業トークをスタートしました。「結果に対する反省の仕方」や「今後の取り組みを考えることが大切だ」などを一通り話し終え、試験結果の回収を行いました。
<『中1英語Basic』 在籍4名の結果>
99点(学年1位)、96点(クラスで1位)、
95点(クラスで2位)、91点(クラスで2位)
・・・。なぜ、怒りモードにしたのかと私が反省をしました。やはり早とちりはいけませんね(笑)
さて、私は結果に対する考え方として4つのランクがあると思っています。1位は「試験に向けて勉強をした。そして結果もよかった。」というものです。言うことありませんね。他の順位を含めての詳細はここでは割愛しますが、少なくとも塾生達に伝えたいのは、「目に見えない成果もある。」ということです。目に見える成果である点数にだけ追われないということが大切です。例えば、「勉強しなくても点数取れた!」。その場は嬉しいかもしれません。しかし、思い上がりの人でない限り、突き詰めてみればたまたまですよね。これでは次につながりませんし、何よりこの考え方の根っこにあるのは、「楽して点数を取りたい。」・「結果がよければ何でもいい。」といった目先にとらわれた精神的な弱さです。同じラッキーが再び起こるかはわかりませんし、入試本番をそんな運に賭けますか?
一方、目に見えない成果とは、「1日あたりの勉強時間が増えた。」、「問題集を解くスピードが上がってきた。」、「以前は家で勉強できなかったけど、今回は家で集中できた。」など、一見地味なものです。しかしこういった点にこそ成長の芽が隠れています。その回はたとえ結果につながらなかったとしても、打ち込んだ末の結果ですので、生徒本人なりに課題が見えてきます。つまり次につながりやすいのです。見つけた課題点を次回は修正する。これを繰り返せば、本番までに勉強精度は格段に上がっているはずです。そして、このことが当たり前になると、結果が良かった時ですら、まだ改善点はないだろうかとさらに上を目指す思考につながるのです。
ぜひ、結果だけなく過程も大切にしてください。
これらは一例として、当塾では勉強指導を通じて、「精神的に強くなろう。」や「目先に負けず、もっと先・広い視野を持とう。」ということを大事にしています。