読書のすすめ 第26号

『イチロー式 逆境力』

 イチロー選手が、大リーグ通算3000本安打を達成しましたね!後出しジャンケンではなく、私はイチロー選手が日本で活躍していた頃からのファンです。そのため、イチロー選手の言葉(名言の数々)や同選手に関する本はよくチェックしてきました。今回は、そういった本の中から1冊を紹介させていただきます。

 今回はご紹介する本は『イチロー式逆境力』(児玉光雄)です。この本は、「いかにしてイチローは逆境を乗り越えて、これほど成功できたのか?」という内容がメインテーマになっています。イチロー選手自信の言葉の紹介や、彼の行動から著者が伝えたいことがテーマごと(例、「逆境を跳ね返すモチベーション革命」、「目標達成の達人になろう」)に述べられています。

 超一流の選手の思考法だけに、吸収するのはかなり大変なものもあると思います。しかし、「上に行くぞ~!」を目指している人にとっては特に知っておくべき考え方の数々かと思われます。ダイジェスト版でご紹介いたします。

 

「僕を天才と言う人がいますが、僕自身はそうは思いません。

毎日血のにじむような練習を繰り返してきたから、今の僕があると思っています。僕は天才ではありません。」(イチロー)

 

「実力をつける唯一の機会は、逆境を克服するときにしか存在しない。」(イチロー) 

 

「くぐった修羅場の数だけ私たちは成長できる。」(著者)

 

「僕の中のスランプの定義というのは、『感覚をつかんでいないこと』です。結果が出ていないことを、僕はスランプとは言わないですから。」(イチロー)

 

「結果よりもプロセスに照準を当てて全力を尽くす。」(著者)

 

「なぜ、プレッシャーになるのかと考えたとき、これまで自分は他人の作った記録を追いかけてばかりいたことに気づきました。」(イチロー)

 

「言い訳を考えた時点で、その人間は堕落してしまうのだ。」(著者)

 

「自分流とは、「成果を上げるための自分流」でなければならない。ただのわがままとは決定的に違うのだ。」(著者)

 

 

いかがでしたか?1つ実践する度に、超一流に1歩近づけると思って、少しずつ実践してみませんか?