★土台力
1学期期末試験を終えた生徒たちから続々と結果の報告を受けています。
先日も中1生のあるクラスで、
「英語はクラスで1位でした。」
「僕は2位でした。」
という報告を受けました。
この2人の生徒は共に、直前の試験対策授業では仕上がりに正直不安があったのですが、きちんと結果につなげてくれたようです。感心です。
さて、当塾では新学年の最初の授業で各クラスに伝えましたが、「学力をつける」・「成績を残す」ためには、塾の授業を受けるだけでは取り組みが足りません。(はっきり言って、塾の授業をきちんと受けていない塾生は、今のところ1人もおりません。)毎回出される宿題、小テストの勉強を丁寧に家でやること。学校の授業態度に気をつけること。そして、課題の提出をしっかり期日までに行うこと。こういったことが成績向上には求められます。学校での勉強・家での勉強・塾での勉強の3つがしっかりできて成績・入試得点力に反映されます。かっこいい表現で言うと、「学校・家・塾の三位一体」、これが大切です。過去の先輩たちを見ていても、この3つを大事にしていた生徒が、成績が伸び、最終的にはトップ校にも合格していきました。3つの内のどれが欠けてもダメです。中途半端で終わります。そして、考えてみるとわかりますが、頭の良し悪しは関係ない部分も多くあるのです。
本気で学力をつけるならば、まずはこの三位一体がしっかりこなせるような生活習慣(土台力)をつけることが大切です。
例えば、朝ごはんはしっかり食べていますか?登校に間に合うようにギリギリに起きて、脳に栄養の無いまま学校の授業を受けているようではいけません。意識するしないに関わらず、疲れが授業態度に出てしまうことがあるからです。ひどい時には寝てしまうかもしれません。これが多く見受けられたら、内申点に影響することは間違いありませんよね。
また、携帯電話についてです。これは自分(もしくはご家庭で)ルールを決めることが大切です。友達付き合いもあるでしょうが、少なくとも勉強する時間は、携帯電話から意識を離すことが必要です。かかってくる度に集中力が途切れるようでは、内容の定着に支障をきたします。いわゆる、「勉強時間は取っているようで頭には入っていない」状態だからです。「自分の将来」と「その場の楽しみ」、その二つを天秤にかけて、前者を取れる自律心・環境が大切です。中学生以上になると、生活習慣について、いちいち学校の先生やお家の人が言ってくれるとは限りませんよね。まずは自分自身ピシッとすることが必要です。がんばる気はあるが自分一人ではどうにもならない時、遠慮なく周りの力を借りましょう。