★本番前のバツをおそれるな
6月23日(火)・24日(水)に、中学生対象の隠れイベント「自習道場」を実施しました。これは、「私語厳禁」・「飲み物OK」・「集中してがんばる」という3つだけのルールのもと、各自が定期試験の勉強に取り組むという勉強空間です。
今回もよく集中してがんばってくれていたなと思いました。ただし、欲を言うと「もう少し問題をたくさん解いた方がよい。」と感じました。勉強の進みが予定より遅かったのか、演習によるバツを怖がっているのか各自で異なると思いますが、「直前期にしては、インプット作業(覚える作業)の割合が多いな。」という様子でした。自習道場参加者にはその場でお伝えしましたが、ノートまとめや、教科書を読むという作業だけで「覚えた気(自己満足)になってはいけない!」ということが大切です。自分が本当に覚えたかは問題を解いてみて初めて分かるからです。苦手科目ほど、直前期までインプット作業でよしとしてしまう傾向があるようです。誰しもバツがつくことが嬉しいわけありませんが、テスト結果としてバツをもらうことより、自習でバツがついた方がよくありませんか?しかも事前に確認できたバツは、本番までにマルに変えられる余地があります。
定期試験の得点力を上げるコツは、早い段階でインプット作業は終わらせ、試験1週間前ぐらいからはワークや問題集などをガンガン解くということです。その中でバツがついたものは、その都度覚え直しをするのです。周りにいる得点力が高い生徒は、例えば学校のワークを2周3周していませんか?
結果が返却されたら、点数だけで一喜一憂するのではなく、勉強方法も振り返ってみましょう。インプットばかりしていたなという科目には、次こそはアウトプット(問題を解く)する時間をしっかり確保しましょう。