★「小6英語」授業からの思索
当塾では、7月22日(月)から夏期講習2013が始まりました。
どのクラスも、長い休みにありがちな「だらけモード」を見せることなく、集中力を持った取り組みができているように感じます。
そんないいスタートを切れた夏期講習ですが、今回は「小6英語 中学準備総合」で感じた点を紹介させていただきます。
授業をしていてまず感じたのは、「音の聞き取り力(いわゆるリスニング力)」が高いなということです。まだ賛否両論あると思いますが、小学校での英語が始まったことにより、少なくとも英語に対する耳慣れというものができているように感じます。私が小6生だった頃よりよっぽどいいリスニング力だと思います。
また、発音もうまいと思います。何より、英語を発することに対する抵抗が少ないように感じます。同じく私が小6生の頃は、特に英語独特の発音があると、もっと縮こまっていたように思います(笑)。
逆に課題に感じたのは、「書き」の部分です。いわゆるコツコツ練習する分野です。英語力を伸ばしていく上で、アルファベットや単語を書く練習は避けて通れないと思いますが、5回ずつ書くとか、10回ずつ書くとか地道に書いていくということに慣れていないように感じました。
英語は最終的にはコミュニケーションの道具ですから、受験のために英語を勉強するのだとは思ってほしくありません。ただ、子供たちが成長していく上での通過点として高校受験や大学受験というものがあり、受験科目として英語があるということもこれまた事実です。しかも、最近の入試問題の傾向として「英作文」が増えている傾向にあります。単語を書けるのは当たり前で、文を書けなくてはいけません。
繰り返しになりますが、英語力をつけていく上で、コツコツ努力する姿勢は欠かせません。これは小学生でも中学生でも同じことです。
例えば野球やサッカー、ピアノやダンスなど、ある分野でうまくなるためには、コツコツした努力が欠かせないということは誰でも納得していることだと思います。それが不思議と勉強になると、そのことを忘れていないでしょうか?努力なく点数を上げたいと思ってはいないでしょうか?
勉強だけは努力が当てはまらない。そんな都合のいいことは無いですよね。
(だからこそ当塾では、努力が楽しくなる工夫を常に考えています。)
もし今後「オレ(私)、馬鹿だし。」などと言いたくなる場面があったら、そうやって能力のせいにする前に、正しい反省をするためにも「やることはやったのか」、それを振り返ることが先だと思います。